話した内容をリアルタイムで文字に起こし…三重・四日市市がシステム導入

AI要約

三重県四日市市が耳が聞こえづらい高齢者や障害者向けに窓口対応を円滑にするため、リアルタイム文字起こしシステムを導入。

透明な画面に内容が表示されるため、会話がスムーズに進む利点あり。登録単語に対応した画像表示や翻訳機能も。

市長は円滑なコミュニケーションで市民の手続きをスムーズにすることを期待。

 三重県四日市市は25日、耳が聞こえづらい高齢者や障害者らとの窓口対応を円滑にするため、話した内容をリアルタイムで文字に起こして表示するシステムを導入した。

 利用者が多いと見込まれる高齢福祉課や市民課など5か所で活用を始めた。

 耳が聞こえづらい高齢者らが窓口を訪れた場合、職員が話しかけると、透明な画面に会話の内容が文字で表示される。透明な画面越しに目をそらさず会話できるため、互いの理解度が増す利点があるという。

 登録した単語に対応した画像(マイナンバーカードなど)を表示する機能もある。22言語に対応した翻訳機能もあり、日本語が不得意な外国人とのやり取りもスムーズになるという。

 森智広市長は定例記者会見で「より円滑なコミュニケーションで、市民の手続きもスムーズに進んでいくことが期待される」と話した。