平和の火、ランタンで代替 大雨で点火設備が浸水、沖縄

AI要約

平和祈念公園での平和の火が故障で点火できなくなり、代替のランタンにともされた。

平和の火は、沖縄戦や広島・長崎の平和の灯を合わせて1991年につくられ、現在の場所に移された。

地下の点火設備が大雨で浸水し、復旧が間に合わず、保存していた種火には影響がなかった。

 例年、慰霊の日に合わせ、沖縄県糸満市の平和祈念公園でともされる「平和の火」は23日、設備の故障で点火できなくなったため、代替のランタンにともした。県によると、今月中旬の大雨で地下の点火設備が浸水し、復旧が間に合わなかった。別の場所で保存していた種火に影響はなかった。

 平和の火は、沖縄戦で米軍が最初に上陸した慶良間諸島で採取した火と、被爆地・広島市の「平和の灯」、長崎市の「誓いの火」の三つを合わせ、1991年につくられた。95年の慰霊の日に現在の場所に移した。