沖縄戦終結79年「慰霊の日」 沖縄・玉城知事「平和な社会構築、大きな責務」

AI要約

沖縄は慰霊の日を迎え、糸満市摩文仁の平和祈念公園で追悼式が行われた。岸田首相や玉城知事と共に、平和の誓いを新たにした。

玉城知事は「戦争の愚かさと平和の尊さを学んだ」とし、平和の責務を強調した。

平和の礎に新たに181人の氏名が追加され、戦没者総数は242,225人となった。沖縄戦では20万人以上が戦死し、県民の4人に1人が犠牲になった。

沖縄戦が終結して79年となる23日、沖縄は亡くなった人々を悼む「慰霊の日」を迎えた。最後の激戦地となった沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園では、正午前から県主催の「沖縄全戦没者追悼式」が営まれる。岸田文雄首相や玉城デニー知事らとともに平和の誓いを新たにする。

玉城デニー知事は同日メッセージを発表。「私たちは沖縄戦を通して戦争の愚かさと平和の尊さを学んだ」とし、「平和な社会を築きあげることが私たちの使命であり、大きな責務だ」と強調した。

平和祈念公園内の石碑「平和の礎(いしじ)」には、すべての戦没者の氏名が刻まれており、今年は新たに181人が追加されて総数24万2225人となった。

沖縄戦では、昭和20年3月26日に米軍が那覇市西沖の慶良間(けらま)諸島に上陸してから、第32軍司令官の牛島満中将が自決し、組織的戦闘が6月23日に終結するまで、日米あわせて20万人以上が戦死し、県民の4人に1人が犠牲になった。