沖縄戦の犠牲者追悼「慰霊の日」前夜祭、戦没者ひ孫「安らかに眠れるように」…「鎮魂の火」ともす

AI要約

太平洋戦争末期の沖縄戦の犠牲者を追悼する「慰霊の日」(23日)の前夜祭が22日夜、沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園で行われた。

遺族ら約250人が参列し、遺族連合会代表の大山桜さんらが鎮魂の火をともし、黙とうを捧げた。

23日には県主催の追悼式が開かれ、岸田首相や玉城デニー知事らが出席する予定。

 太平洋戦争末期の沖縄戦の犠牲者を追悼する「慰霊の日」(23日)の前夜祭が22日夜、沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園で行われた。県内外から遺族ら約250人が参列した。

 同県遺族連合会を代表し、沖縄戦で曽祖父を亡くした大山桜さん(23)(沖縄県石垣市)ら2人が献火台に「鎮魂の火」をともし、全員で黙とうをささげた。大山さんは「曽祖父のように亡くなった戦没者が、安らかに眠れるようにと献火した。23日も平和を祈る一日にしたい」と話した。

 公園内では戦没者の位牌に見立てたサーチライト「平和の光の柱」も点灯し、夜空を照らした。23日は、県と県議会主催の追悼式が開かれ、岸田首相や玉城デニー知事らが出席する。