「歴史の風化を恐れなければ」 福岡大空襲79年で慰霊祭

AI要約

福岡市中央区大手門3の円応寺では、福岡大空襲から79年目の慰霊祭が営まれた。簀子(すのこ)地区では特に大きな被害があり、176人が犠牲になった。

福岡大空襲を体験した三木和信住職は、経験者の高齢化と歴史の風化への懸念を表明した。

「歴史の風化を恐れなければ」 福岡大空襲79年で慰霊祭

 福岡大空襲から19日で79年となるのを前に、福岡市中央区大手門3の円応寺では16日、戦災死者の八十回忌慰霊祭が営まれた。円応寺のある簀子(すのこ)地区は特に被害が大きく、空襲で176人が犠牲になったとされる。6歳の時に福岡大空襲を体験した寺の三木和信住職(85)は「経験者の高齢化が著しく、歴史の風化を恐れなければならない」と訴えた。【池田真由香】