晶子の詩を15言語で紹介、堺 反戦の思い、世界に響け

AI要約

与謝野晶子の代表作である「みだれ髪」で知られる歌人。今回は堺市の文化施設で、反戦と平和の詩を15言語で紹介する企画展が開催されている。

晶子が弟の兵役を心配したことから生まれた詩「君死にたまふことなかれ」は日露戦争当時に発表された。戦争に対する思いを世界中の言語に翻訳し、展示している。

特にウクライナ語の翻訳はロシアの侵攻に連動しており、ホームページで朗読も可能。展示は6月16日まで開催されている。

 情熱的なロマン主義の代表作「みだれ髪」で知られる歌人、与謝野晶子。出身地・堺市にある文化観光施設「さかい利晶の杜」で、反戦と平和への思いを表す詩「君死にたまふことなかれ」を15言語で紹介する企画展が開催中だ。6月16日まで。

 日露戦争へ出征した弟、鳳籌三郎(1880~1944年)の身を案じた詩「君死にたまふことなかれ」は1904年、文芸雑誌「明星」に発表された。

 世界で話者の多い言語を中心に、英語、中国語、ヒンディー語、スペイン語、ポルトガル語など15言語に翻訳。ロシアの侵攻を機に生まれたウクライナ語訳の朗読は同施設のホームページから聞くことができる。