# 平和活動

「明日をヒロシマにしないために」 70歳詩人が伝える「平和」
2024.06.30

「明日をヒロシマにしないために」 70歳詩人が伝える「平和」

 創作の原点であるヒロシマは、自らのルーツにつながる地なのだという。愛や平和、命をテーマに書き続ける詩人の高木いさおさん(70)=大阪府枚方市=は5月末、原爆ドーム(広島市中区)の前に4日間立ち続け、自作の詩4編を印刷した紙を来訪者らに配った。「世界のどこかで、明日が『ヒロシマ』になるかもしれ

島谷ひとみ「本当に感動」自身発起の平和願う音楽フェスに17組集結 長崎ハウステンボスで永井真理子らと
2024.06.29

島谷ひとみ「本当に感動」自身発起の平和願う音楽フェスに17組集結 長崎ハウステンボスで永井真理子らと

 歌手の島谷ひとみ(43)とHIPPY(43)が発起人となった平和を願う音楽フェス「PEACE STOCK 79’ NAGASAKI」が29日、長崎県佐世保市のハウステンボス特設会場で行われた。 雨中の開催となったが、17組のアーティストが約3000人のファンを前に圧巻のパフォー

広島市 松井市長が原爆養護ホーム「神田山やすらぎ園」慰問 78歳から101歳まで被爆者80人が入所
2024.06.26

広島市 松井市長が原爆養護ホーム「神田山やすらぎ園」慰問 78歳から101歳まで被爆者80人が入所

8月6日の原爆の日を前に、広島市の松井市長が原爆養護ホームを訪れ、被爆者を慰問しました。松井市長が訪れたのは、広島市東区の原爆養護ホーム「神田山やすらぎ園」です。松井市長は入所者に対し、「自身の体験を命の限り若い人たちに伝えていくという大きな仕事があります。お体に気

戦艦「大和」が空襲受ける映像発見し大きな反響…「平和を理解するには足元の歴史を学ばなければ」
2024.06.25

戦艦「大和」が空襲受ける映像発見し大きな反響…「平和を理解するには足元の歴史を学ばなければ」

 太平洋戦争中に米軍機が撮影した全国の空襲映像を次々と発掘し、注目される大分県宇佐市の市民団体「豊の国宇佐市塾」。塾頭の平田崇英さん(75)は、かつて特攻隊が配置され、多くの人が戦死した同市から、平和への思いを伝え続ける。 真っ青な海原に描かれた白い航跡の先に、うっすらと艦影が映

「戦争とは何か」伝え続け30年 基地の目前に立つ佐喜真美術館 沖縄慰霊の日
2024.06.22

「戦争とは何か」伝え続け30年 基地の目前に立つ佐喜真美術館 沖縄慰霊の日

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の目の前にある佐喜真美術館が、戦後79年となる今年、開館から30年を迎える。 戦争をテーマにした絵画や版画を中心に展示し、「戦争とは何か」を伝え続けてきた佐喜真道夫館長(78)は23日の沖縄慰霊の日を前に、「戦争と人間を深く感じ取り考える場とし

名護博物館で「やんばるの沖縄戦」 慰霊の日に合わせて
2024.06.21

名護博物館で「やんばるの沖縄戦」 慰霊の日に合わせて

 企画展「名護・やんばるの沖縄戦~ものからたどる沖縄戦『あのとき、私たちのまちは戦場だった』~」が6月17日、名護博物館(名護市大中4、TEL 0980‐54‐8875)で始まった。(やんばる経済新聞) 6月23日の「慰霊の日」に合わせて開く同展。沖縄本島北部地域での沖縄戦をまと

イスラエルとパレスチナの若者、8月に日本で対話…国内の学生団体が主催「未来の平和への第一歩に」
2024.06.19

イスラエルとパレスチナの若者、8月に日本で対話…国内の学生団体が主催「未来の平和への第一歩に」

 パレスチナ自治区ガザでイスラエルによる激しい攻撃が続く中、日本の学生団体「日本・イスラエル・パレスチナ学生会議」=代表・国際基督教大2年、武智志保さん(20)=が8月、イスラエルとパレスチナの若者8人を日本に2週間招き、中東の現地では難しい両者の対話と交流を行う20回目の合同会議を開催する。

「反核9の日座り込み」500回、被爆者も若者もつなぐ45年「自分の平和のためにやる」
2024.06.11

「反核9の日座り込み」500回、被爆者も若者もつなぐ45年「自分の平和のためにやる」

 真夏も、真冬も、変わることなく45年。被爆者らが1979年から長崎市の平和祈念像前で続けてきた「反核9の日座り込み」。被爆者の平均年齢が85歳を超える中、活動は若者に広がりつながれてきた。500回目を迎えた9日。参加者は次々とマイクを握り、自らの言葉で平和への思いを語った。核がなくなるその日

長崎市の「反核座り込み」500回目…45年継続「核廃絶の思い受け継がれてきたことは感慨深い」
2024.06.11

長崎市の「反核座り込み」500回目…45年継続「核廃絶の思い受け継がれてきたことは感慨深い」

 長崎原爆の日(8月9日)に合わせて、被爆者らが長崎市の平和公園で毎月行っている「反核9の日座り込み」が9日、500回目を迎えた。45年間続く平和活動で、節目の今回は普段の4倍以上となる約420人が参加した。 原子力船「むつ」の佐世保港入港をきっかけに、1979年3月16日、長崎

「絵本を通じて平和つくりたい」 僧侶が店主務める専門店、京都・左京
2024.06.11

「絵本を通じて平和つくりたい」 僧侶が店主務める専門店、京都・左京

 絵本への理解を深める講座、一人一人に合わせた選書―。 京都市左京区にある子どもの本専門店「きんだあらんど」が、大人に向けた取り組みに力を入れている。店主は僧侶の蓮岡修(はすおか・おさむ)さん(51)。原動力は「絵本を通じて平和をつくりたい」との思いだ。 「絵本は人

「戦なき世」叫ぶ沖縄、「台湾」緊張の高まりに…
2024.06.10

「戦なき世」叫ぶ沖縄、「台湾」緊張の高まりに…

 「沖縄は日本ではありません」。夜遅く、一緒に酒を飲んでいた日本人活動家が言った。彼は「日本」という国が嫌いで沖縄に移住して十数年になるという。彼の言う通り、ある人たちにとって沖縄は、日本には属さない。しかし、制度的に沖縄は日本の43県の一つであり、半数以上の人々にそのように認識されている。1

反核9の日座り込み500回  
2024.06.09

反核9の日座り込み500回  

 長崎県平和運動センターと長崎県原水禁が主催する「反核9の日座り込み」が9日、開始から通算500回目を迎えた。長崎市松山町の平和公園に約420人が集まり「核がなくなるまで、座り込みを止めることはない」と声を上げた。 原子力船「むつ」の長崎県佐世保市への入港に対する反対運動として1

北朝鮮との境界線近くで田植え 参加市民、軍事緊張に「胸痛い」
2024.06.08

北朝鮮との境界線近くで田植え 参加市民、軍事緊張に「胸痛い」

 北朝鮮との軍事境界線に近い韓国北部、江原道鉄原の民間人の立ち入りが制限された農地で、市民らが参加する田植え体験イベントが開かれた。南北の軍事的緊張が高まっており、参加者は「同じ民族なのにどんどん離れていっている。胸が痛い」と漏らした。 軍事境界線から5~10キロの一帯は軍事作戦

北海道高校生平和大使決定、8月欧州国連本部へ 過去最多29人応募
2024.06.07

北海道高校生平和大使決定、8月欧州国連本部へ 過去最多29人応募

 北海道高校生平和大使派遣実行委員会は4日、スイス・ジュネーブの国連欧州本部に派遣する高校生平和大使に、藤女子高校(札幌市)2年の高佐安里さんと、第一学院高校(同)3年の皆川舞奈さんの2人を選出したと発表した。2人は広島や長崎を訪問した後、8月後半に訪欧して国連本部の軍縮会議を見学し、核廃絶と

「あなたは戦争に参加しますか?」沖縄戦の歴史に触れた留学生の答えはー 価値観の違いを乗り越え共有する平和の尊さ
2024.06.05

「あなたは戦争に参加しますか?」沖縄戦の歴史に触れた留学生の答えはー 価値観の違いを乗り越え共有する平和の尊さ

県内で日本語を学ぶ留学生は多い。しかし「慰霊の日」がなぜあり、休日になるのかが分からない。そんな現状を目の当たりにしたある若い日本語教師が、留学生向けの平和学習を行っている。沖縄戦について触れ、留学生たちは何を感じるか。学びの現場に同行した。(日本語の授業風景)「友

オッペンハイマーの孫が来日会見、原子力は「エネルギーとして」「原爆は使ってはいけない」
2024.06.03

オッペンハイマーの孫が来日会見、原子力は「エネルギーとして」「原爆は使ってはいけない」

 第2次世界大戦下の米国で原爆の開発を主導し、「原爆の父」と言われた物理学者ロバート・オッペンハイマーの孫のチャールズ・オッペンハイマーさん(49)が3日、東京都内で記者会見し、被爆者との交流などについて思いを語った。 チャールズさんは、NGO団体「オッペンハイマー・プロジェクト

オッペンハイマーの孫が来日会見 「核に限らず兵器使うべきでない」
2024.06.03

オッペンハイマーの孫が来日会見 「核に限らず兵器使うべきでない」

 米国の原爆開発「マンハッタン計画」を指揮し、「原爆の父」と呼ばれた理論物理学者J・ロバート・オッペンハイマー博士(1904~67)の孫チャールズ・オッペンハイマー氏(49)が3日、東京・日本記者クラブで記者会見した。 原爆使用についての見解を問われ、「核兵器に限らず、あらゆる兵

晶子の詩を15言語で紹介、堺 反戦の思い、世界に響け
2024.06.02

晶子の詩を15言語で紹介、堺 反戦の思い、世界に響け

 情熱的なロマン主義の代表作「みだれ髪」で知られる歌人、与謝野晶子。出身地・堺市にある文化観光施設「さかい利晶の杜」で、反戦と平和への思いを表す詩「君死にたまふことなかれ」を15言語で紹介する企画展が開催中だ。6月16日まで。 日露戦争へ出征した弟、鳳籌三郎(1880~1944年

歌手AIさんが子どもにも名付けた「平和」を常に願い、率直な感情を歌い続ける理由[FRaU]
2024.06.02

歌手AIさんが子どもにも名付けた「平和」を常に願い、率直な感情を歌い続ける理由[FRaU]

2023年5月、広島県で主要7ヵ国の首脳が集まるG7広島サミットが開催されました。そのプログラムの一環である「次世代シンポジウム」のなかで響いていたのが、シンガーのAIさんの歌声です。各国首脳のパートナーなどが集まるイベントに出席し、歌を披露し、ユニセフからのメッセージを読み上げました。

「被爆者なき時代」の持続可能な平和を発信 大学生団体が新ブランド「長崎ピース」 Tシャツやバッグなど3商品
2024.05.31

「被爆者なき時代」の持続可能な平和を発信 大学生団体が新ブランド「長崎ピース」 Tシャツやバッグなど3商品

 持続可能な平和活動を目指して長崎県内ゆかりの大学生らが設立した団体「MICHISHIRUBE(道しるべ)」は27日、新ブランド「長崎ピース」を発表した。Tシャツなど全3商品に共通するテーマは「長崎の魅力と平和をともに発信する」こと。デザインには長崎の文化なども取り入れ、地域おこしも狙う。