「うめきた2期」先行街開きまで100日 芝生広場やイベントスペースの大屋根公開、工事8割終了

AI要約

JR大阪駅北側の再開発区域「うめきた2期」で先行街開きまで100日を迎え、公開イベントが行われた。工事は約8割が終了し、大規模都市公園の「うめきた公園」やホテル、文化施設などが完成している。

大阪府知事は「梅田に本物の緑をつくり、西日本の成長拠点にしていく」とコメント。ホテルや文化施設の内部も初公開され、企業の進出も決定している。

2025年春ごろに南館が開業し、クボタやホンダなどの企業が進出する。全体の街開きは2027年度を予定している。

「うめきた2期」先行街開きまで100日 芝生広場やイベントスペースの大屋根公開、工事8割終了

 JR大阪駅北側の再開発区域「うめきた2期」(グラングリーン大阪)で29日、9月6日の先行街開きまで100日となったのに合わせ、緑豊かな敷地が報道陣に公開された。約4・5ヘクタールの「うめきた公園」の大半や、ホテル、イノベーション支援施設、商業施設が入る北館など先行街開きの対象エリアでは約8割の工事が終わっている。

 同公園はうめきた2期の半分を占め、大規模ターミナル直結の都市公園では世界最大級。植樹が進み、1万人規模の催事が可能な芝生広場やイベントスペースの大屋根も姿を現した。

 現地であった100日前記念イベントで、吉村洋文大阪府知事は「梅田に本物の緑をつくり、西日本の中心、日本の成長拠点にしていく」と述べた。

 北館に入る米ヒルトンのホテルはこの日から予約の受け付けを開始。建築家の安藤忠雄氏が設計監修した文化施設では、天井高15メートルの展示スタジオなど内部が初めて公開された。

 2025年春ごろに開業する南館には大手農業機械メーカーのクボタ(大阪市)が本社を移すほか、ホンダがソフトウエア開発拠点を設けることなどが決定。全体の街開きは27年度となる。(大島光貴)