兵士帰還要求の妻「外国スパイ」 大統領選出馬を目指した女性も ロシア

AI要約

ロシア法務省は、ウクライナ侵攻で前線に送られた予備役兵士の妻らを「外国エージェント」と認定した。

妻らは「家路」運動を展開し、プーチン政権はこれを事実上の反戦デモと見なしている。

参加者の一部は拘束され、運動には制約がかかる見込み。

 ロシア法務省は5月31日、ウクライナ侵攻で前線に送られた予備役兵士の帰還を求める妻らを「外国エージェント(スパイ)」に認定したと発表した。

 2022年秋に予備役30万人の部分動員令が出た後、戦争が長期化し、妻らは「家路」運動と称してクレムリン(大統領府)近くの「無名戦士の墓」に献花するデモを続けていた。

 妻らは「追加動員」による兵士の交代を訴え、直接的な「戦争反対」は掲げていないが、プーチン政権は事実上の反戦デモと見なしたもようだ。参加者の一部はこれより先に拘束されており、認定を受け運動は大きな制約を受けることになりそうだ。