FRBは年内利下げ開始可能、米でディスインフレ進行=IMF報道官

AI要約

米国でデイスインフレが進行している可能性があり、IMFはFRBの利下げを支持している。

米消費者物価指数は鈍化し、前月比でマイナス成長となった。

IMFは、米経済成長が力強い一方で財政赤字に懸念を示し、幅広い財政措置の必要性を強調している。

FRBは年内利下げ開始可能、米でディスインフレ進行=IMF報道官

[ワシントン 11日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のコザック報道官は、米国ではデイスインフレが進行しており、「連邦準備理事会(FRB)は年内に利下げを開始できる位置に付けている」という認識を示した。

IMFが「FRBのデータ依存型で慎重な金融政策アプローチを支持している」とも述べた。

11日に発表された米消費者物価指数(CPI)は前年比3.0%上昇と、伸びは5月の3.3%から鈍化し、2023年6月以来最小となった。前月比ではマイナス0.1%と予想外に下落した。前月比でマイナスになるのは2020年5月以来約4年ぶり。

コザック報道官はまた、米経済成長は「驚くほど力強い」としつつも、「財政赤字は大きすぎる」と指摘。「経済が好調な今こそ、債務対国内総生産(GDP)比を決定的に低下させる措置を講じる時だ。それには幅広い財政措置が必要になる」という見解を示した。