SF連銀総裁、金利調整が正当化される可能性高い-最新データ踏まえ

AI要約

米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、最新の雇用やインフレに関するデータを踏まえて、金利調整が正当化される可能性が高いと述べた。

デーリー氏は具体的な利下げ時期については触れず、物価安定と完全雇用へのリスクがバランスされてきていると指摘した。

米CPIの低下を受けて、利下げの論拠が強まっている状況が続いている。

(ブルームバーグ): 米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、雇用やインフレに関する最近のデータを踏まえると、金利の調整が正当化される可能性が高いとの考えを示した。ただ、具体的な利下げ時期を示すには至らなかった。

デーリー氏は11日、6月米消費者物価指数(CPI)の公表後に記者団と電話会見し、「現時点において物価安定と完全雇用という当局が責務を負う目標へのリスクは、一段とバランスが取れてきており、金融政策が機能しつつあるのは明白だ」と発言。

「雇用やインフレ、国内総生産(GDP)、景気見通しに関するデータなど、これまでに得られた情報を考慮すると、何らかの政策調整が正当化される可能性が高い」と述べた。

米CPIは広範囲に鈍化、総合指数が低下-利下げの論拠強まる (4)

原題:Daly Says Fed Rate Adjustment Likely Warranted After Latest Data(抜粋)

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