柔道の不可解判定騒動2人が表彰台で握手! 永山竜樹&ガルリゴスが同じ段に…試合後は永山が拒否→抗議

AI要約

永山竜樹が柔道男子60キロ級で銅メダルを獲得した。ガルリゴスとの不可解な判定で敗れたものの、敗者復活戦で勝ち上がり決勝進出。悔しさをにじませながらも、家族やファンの応援を受けて戦い抜いた。

ガルリゴスも3位決定戦で勝利し、永山と共に銅メダルを手にした。彼らは表彰式で同じ段に上がり、4人で記念撮影を行った。

永山は金メダルを目指していたが、銅メダル獲得という結果に苦しむ姿を見せた。一方でガルリゴスは準決勝敗退後も粘り強く戦い、メダルを手にした。

柔道の不可解判定騒動2人が表彰台で握手! 永山竜樹&ガルリゴスが同じ段に…試合後は永山が拒否→抗議

 パリ五輪は27日、柔道男子60キロ級3位決定戦で永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)がサリフ・ユルデュズ(トルコ)に勝ち、銅メダルを獲得した。準々決勝で永山に勝ったフラン・ガルリゴス(スペイン)もギオルギ・サルダラシビリ(ジョージア)に勝利。不可解判定で勝者と敗者となった2人が揃って銅メダルとなった。表彰式では同じ段に上り、メダルを胸に提げた。

 永山は準々決勝で2023年世界王者のガルリゴスと対戦し、片手絞めで一本負け。しかし、直前に「待て」がかかった後も相手が絞め続けており、不可解な判定に。永山は納得がいかず、相手との握手も拒否。3分間、畳を降りず“抗議”の意思を示した。

 よもやの形で金メダルの道は絶たれたが、敗者復活戦を勝ち上がり、3位決定戦に進出。ユルデュズを相手に開始50秒で内股をかけ、技ありを奪った。さらに残り1分を切って、さらに技ありで合わせ技の一本勝ち。気持ちを切らすことなく戦い抜き、メダルを手にした。

 ただ、試合後の本人に笑顔はなく、悔しさをうかがわせた。中継局のインタビューでは「負けてから切り替えるのは大変だった。目標は金メダルだったので……正直ちょっときつかったけど、両親、妻、息子も…たくさんの方が応援に来ていた。銅メダルを獲ろうと思って気力だけで戦いました」と言葉を詰まらせながら振り返った。

 一方でガルリゴスは準決勝で敗れ、3位決定戦に回ることに。ここで踏ん張り、サルダラシビリを破り、銅メダルを獲得した。準々決勝で明暗が分かれた永山とガルリゴスが同じ表彰台に上った。先に名前を呼ばれたガルリゴスは手を叩いて喜びを表現したが、永山は硬い表情のまま。それでも、セレモニーの最後に表彰台の真ん中で4人で記念撮影し、4人で互いに握手する際には目線は合わせる様子はなかったものの、ガルリゴスと手を握った。