【F1】〝ドラ息子〟ストロール 角田裕毅をリタイア追い込み…反省なく逆ギレ「イライラする」

AI要約

F1アゼルバイジャン・グランプリ決勝で、RBの角田裕毅がランス・ストロールとの接触によりリタイア。角田は怒りを露わにし、ストロールは自身の行動を正当化。

ストロールは角田による運転ミスを主張し、父の影響力があることで遺恨が残る可能性も。

レース後の角田は、ストロールの動きを不必要とし怒りを表明。ストロールは自身の行動を正当化し、角田の運転ミスを主張している。

【F1】〝ドラ息子〟ストロール 角田裕毅をリタイア追い込み…反省なく逆ギレ「イライラする」

 F1アゼルバイジャン・グランプリ(GP)決勝が15日に開催され、RBの角田裕毅(24)はスタート後の序盤にランス・ストロール(アストンマーティン)にコーナーで追突されて無念のリタイアとなり、波紋が広がっている。

 角田は11番グリッドから上々のスタートを決めたが、その後のコーナーで、後ろから突っ込んできたストロールの車体左前部が角田の車体の右後部に接触。角田はマシンの胴体部にぽっかり大きな穴が開くダメージを負ってしまい、しばらくは走行を続けたが、結局14周目にリタイアを余儀なくされた。

 レース後の角田は「彼(ストロール)の不必要な動きのように感じた。〝失うものは何もない〟という姿勢で、あのように突き進むんだ。彼が何を得るつもりだったのかはわからない」などと怒り爆発。しかし、ストロールはおとがめなしで賛否が沸騰している。

 そうした中で〝加害者〟にあたるストロールは堂々と開き直っている。

 アストンマーティンの公式サイトで、今回の事故について「最初のラップで角田と接触した時点で、僕のレースはほぼ終わっていた。僕はインに飛び込んだだけだ。彼が僕に気付いていたかどうかはわからないが、彼がドアを閉めた(コースを防ぐ)ので、僕はパンクでピットインしなければならなかった。オープニングラップでは全員が全力でレースをしていて、こういうことは起こり得るが、そのせいで残りのレースでは後手に回ってしまった」と自身は正当なドライブを行ったが、角田の運転に過失がありリタイアに追い込まれたと主張。

「残り9周でブレーキペダルに問題を感じ始め、周回を重ねるごとに悪化していった」とした上で「イライラする週末だった」と怒りをあらわにした。

 父・ローレンス氏の影響力を背後に持つ〝ドラ息子〟ストロールと角田との間に、遺恨が残りそうなムードだ。