疑惑の判定から銅メダル 柔道・永山竜樹「切り替えるのが大変だった」

AI要約

柔道男子60キロ級で永山竜樹選手が銅メダルを獲得

準々決勝での不可解な判定にも負けず、敗者復活戦と3位決定戦で勝利

目標は金メダルだったが、家族や応援者のために必死で戦った

疑惑の判定から銅メダル 柔道・永山竜樹「切り替えるのが大変だった」

 パリ・オリンピック第2日は27日、柔道男子60キロ級が行われ、永山竜樹選手(SBC湘南美容クリニック)が銅メダルを獲得した。準々決勝で不可解な判定で一本負けしたが、その後の敗者復活戦と3位決定戦に勝利した。試合後の主な談話は以下の通り。

 ◇「手ぶらで帰れない」

 <準々決勝で審判の「待て」の後も相手に締め技をかけられ続けた末、「失神」と見なされて一本負けしました>

 負けてから切り替えるのが大変だったけど、たくさんの方々が応援に来てくれていた。「手ぶらで帰るわけにはいかないな」と思って、銅メダルを取りに行った。

 目標は金メダルだったので、正直ちょっときつかった。でも、両親や妻や息子などたくさんの方々が応援に来てくれていた。その方々のために、必ず最低でも銅メダルを取ろうと思って、気力だけで戦った。

 これまでたくさんの方々に支えられて、ここまで来られた。金メダルは取れなかったけど、本当に感謝の気持ちを伝えたい。