柔道・永山竜樹が銅メダル 東京五輪は落選、復調し代表つかんだ末に

AI要約

永山竜樹(28)がパリ・オリンピック柔道男子60キロ級で銅メダルを獲得。

小柄ながらパワフルなプレイスタイルと背負い投げを武器に活躍。

過去の世界選手権での成績や代表争いを経て、ついに五輪代表に輝く。

 パリ・オリンピック(五輪)第2日の27日、柔道男子60キロ級の永山竜樹(28)=SBC湘南美容クリニック=が銅メダルを獲得した。

 北海道出身。4歳で柔道を始めた。156センチと最軽量の60キロ級でも小柄だが、強力なパワーと、左右に担げる背負い投げを強みにしている。

 東海大2年の2016年にグランドスラム東京を制して台頭。21年の東京五輪は、高藤直寿と熾烈(しれつ)な代表争いを繰り広げたが、直接対決で敗れるなどして落選した。その後は不調に陥ったが、23年に国際大会3連勝。高藤に競り勝ってパリ五輪の代表をつかんだ。

 世界選手権は過去5度出場し、3回戦敗退(17年)、銅メダル(18年)、銅メダル(19年)、3回戦敗退(21年)、初戦敗退(24年)と大舞台での「勝負弱さ」が課題だった。