初代門司駅遺構「公共施設の建設見直しを」1200人の署名 複数の市民団体が市に要望 福岡・北九州市

AI要約

福岡県北九州市で初代門司駅の関連遺構が見つかり、市が公共施設の建設を計画していることに対し、地元の市民団体が建設見直しを要望。

約1200人の署名と要望書を提出し、複数の市民団体が問題となっている遺構の保存を求めている。

市民団体は遺構の重要性を主張し、行政と専門家、市民での協議の場設置や複合公共施設の建設を一時停止するよう要望。

初代門司駅遺構「公共施設の建設見直しを」1200人の署名 複数の市民団体が市に要望 福岡・北九州市

福岡県北九州市で初代門司駅の関連遺構が見つかり、市がその場所に公共施設の建設を計画していることをめぐり26日、地元の市民団体などが建設見直しなどを要望しました。

約1200人の署名とともに要望書を提出したのは、門司区の複数の市民団体です。

問題となっているのはJR門司港駅の東側で見つかった明治時代の初代門司駅の関連遺構です。

北九州市は現地に、老朽化した区役所などを集約する複合施設の建設を計画していて、追加の発掘調査と記録保存を行った上で遺構は取り壊す方針です。

地元の市民団体は、この初代門司駅の関連遺構が重要な歴史遺産にあたるなどとして、複合公共施設の建設を一旦立ち止まることや、遺構の今後について行政と専門家、市民で協議の場を設けることを要望しました。

この遺構については、世界文化遺産の評価を行うイコモスからも保存の必要性が指摘されています。