【波紋】「奈良公園の鹿」への相次ぐ暴力に“マルチリンガルDJポリス”登場 子連れ男性が鹿の顔面蹴る新たな問題動画も…

AI要約

奈良公園での鹿への暴力行為が問題視される中、英語と中国語を使い注意を呼びかける「DJポリス」の活動が広く支持されている。

観光客による鹿への暴力は法律違反となり得ること、その重要性が強調されている。

警察が動画での暴力行為を特定できておらず、今後のパトロール強化が求められている。

【波紋】「奈良公園の鹿」への相次ぐ暴力に“マルチリンガルDJポリス”登場 子連れ男性が鹿の顔面蹴る新たな問題動画も…

観光客とみられる男が、奈良公園の鹿をビンタ・蹴り上げる動画が、ネット上で拡散され波紋が広がっている。昨今、観光客による鹿への暴力行為が問題となっており、“DJポリス”が英語や中国語を使い、外国人観光客にも向けた注意喚起を実施した。

波紋が広がる、奈良公園の鹿への暴力動画。

そんな中、鹿を守るために“DJポリス”が立ち上がった。

DJポリス:

Never kick the deer(決してシカを蹴らないでください)。

Never touch the deeer(決してシカに触れないでください)。

Take care of deer please(シカを大事にしてください)。

DJポリス:

破坏你可能会受到法律制裁(鹿を傷つけると法律で罰せられることがあります)。

英語と中国語、日本語でDJポリスが鹿に暴力を加えないよう注意を呼びかけた。

また、カタコトの英語で観光客とコミュニケーションをとり、奮闘する姿もあった。

警察官:ウェア アーユー フロム?(どこから来ましたか?)

外国人観光客:デンマーク

警察官:

イングリッシュオーケー?

プリーズ ディアー イズ ベリー ファニー(プリーズ 鹿とても面白い)

ハハハ…  

観光客:サンキュー

警察官:ハブ ア ナイス デー(良い一日を)

警察官:

ジャパン イズ ベリー ホット! 

プリーズ ディアー ベリー ファニー。

ハブ ア ナイスデー。

国の天然記念物に指定されている“奈良のシカ”。

蹴るなど暴力をふるう行為は、文化財保護法に違反する可能性がある。

実際に奈良公園に来ている観光客に“問題となっている動画”を見せるとこう話した。

観光客:

絶対蹴ったらだめ。かわいそう…考えられない。かわいい鹿を。

そのほか、「悲しかった。動画を見て」「人間としてやってほしくない行為」という声もあった。

しかし他にも、子連れの男性が鹿を蹴り上げる動画が、YouTubeに投稿されている。

動画に映るのは、奈良公園の鹿にエサをやる男性の近くで、鹿とじゃれ合う子供の姿。

すると、鹿が頭で子供を押した次の瞬間。

子供を守るため男性が鹿の顔を蹴り上げた。

エサを求めて男性のそばにいた鹿は思わず後ずさりする。

さらに、後ろにいた鹿を足であしらう場面も見られた。

警察は今回、動画で暴力行為をした人物や国籍については特定できていないとしていて、今後、パトロールを強化していく方針だ。

(「イット!」 7月25日放送より)