備前市・旧閑谷学校などで構成する「日本遺産」文化庁が認定更新を保留し「再審査」【岡山】
AI要約
文化庁は日本遺産の認定更新を保留する4件の再審査について発表しました。
「近世日本の教育遺産群」や他の3件について再審査が行われ、認定取り消しや新たな候補を選ぶ可能性もあるとしています。
今後は現地調査を経て、結果が年内に公表される予定です。
文化庁は「日本遺産」を改めて審査した結果、備前市ほか県外３市で構成する「近世日本の教育遺産群」など４件を日本遺産の認定更新を保留する「再審査」としたと発表しました。再審査の評価が低い場合は認定を取り消し、別の新たな候補に入れ替える可能性があります。
「近世日本の教育遺産群」は日本最古の庶民の学校、旧閑谷学校がある備前市が、江戸時代の藩校など歴史的な教育施設のある茨城県水戸市、栃木県足利市、大分県日田市の３市と一緒に申請し、２０１５年に認定されたものです。
日本遺産は観光客の入込客数が認定された年より減っていたり、今後の計画に懸念がある場合などは「再審査」となります。
これまで認定を取り消されたケースはありませんが、文化庁では今後、現地調査などを経て年内にも結果を公表することにしています。
※このほか再審査となった３件
・「祈る皇女斎王のみやこ斎宮」三重県（明和町）
・「日本国創成のとき」奈良県（明日香村ほか）
・「相良７００年が生んだ保守と進取の文化」熊本県（人吉市ほか）
