境港市のバスが乗車拒否 待ち客多数、半分断る X投稿で発覚、運転手を厳重注意処分

AI要約

境港市が運行するコミュニティーバスで運転手が乗車拒否した事案が発生。市は運転手を厳重注意処分にした。

運転手が30人の乗車希望者のうち15人しか乗車を許可せず、残りの希望者を断った詳細を明らかにした。

市は運行会社に対し、対応ルールの再確認やコンプライアンス研修の実施を求めた。

境港市のバスが乗車拒否 待ち客多数、半分断る X投稿で発覚、運転手を厳重注意処分

 境港市が運行するコミュニティーバス「はまるーぷバス」で、運転手が利用希望者の乗車拒否した事案があったことが6日、分かった。市が市議会経済厚生委員会で事実関係を認め、運転手を厳重注意処分にしたと説明した。

 X(旧ツイッター)で乗車拒否されたとの投稿があり、市が調査していた。

 市観光振興課によると、8月9日、約30人の乗車希望者がいた夢みなとタワーバス停(境港市竹内団地)で、定員が乗客・乗員27人のバスの運転手が、15人のみ乗車を許可し、残りの希望者は断った。バスは15人を乗せても定員に達していなかったという。

 運転手は、次のバス停にも人がいたため、夢みなとタワーバス停の希望者の乗車を断ったという。Xには運転手に怒鳴られたとの書き込みもあったが、運転手は否定している。

 市は、乗車希望者を全員乗せることができない場合、事務所の指示を受けた上で臨時便などの対応をとることなどを運行会社に確認。運行会社は全従業員を対象にしたコンプライアンス研修を実施する。

 観光振興課の片岡直人課長は「公共サービスを提供している者の一員としての自覚を再認識し、今後の業務改善につなげてもらう」と述べた。