「夏が始まる」わらに巻かれほら貝吹きびしょ濡れ…700年続くずぶ濡れ“奇祭” 神奈川・茅ヶ崎では40の神輿が海の中へ

AI要約

夏の“奇祭”が各地で行われ、参加者は夏の訪れを感じていた。

15日、東京・大田区の権正寺で行われた水止舞では、約700年続く伝統行事が継続された。

海の日には神奈川・茅ヶ崎市で浜降祭が開催され、夏の訪れを告げた。

「夏が始まる」わらに巻かれほら貝吹きびしょ濡れ…700年続くずぶ濡れ“奇祭” 神奈川・茅ヶ崎では40の神輿が海の中へ

夏の“奇祭”が各地で行われ、「夏が始まるって感じ」参加者は夏の訪れを感じていた。

わらでできた大きな筒から身を乗り出し、ホラ貝を吹く2人の男性。四方八方から水をかけられながら運ばれている。見物客も大量の水を浴びて、びしょ濡れだ。

3連休最終日の15日、東京・大田区の権正寺で行われたのは、約700年続く奇祭、水止舞。

現物客は、「びっくりしました、びしょぬれで」「これが700年続いてたっていうのがすごい」と話す。

わらを編んで作られた筒は、龍神に見立てたもので、この地域が古くから水害に悩まされたことから、お寺に運び込んだ龍神を獅子舞で鎮め、雨がやむように祈る伝統行事だという。

15日は、雨が降ったりやんだりの梅雨らしい空模様で、祭りの開催も危ぶまれたが、祈りは通じた。

龍神の中でほら貝を吹いていた2人は、「水止(の行事)ですからね、(雨は)やませました」と笑顔で話しました。

15日は、海の日。神奈川・茅ヶ崎市では、海にまつわる伝統の祭りが開かれた。

夜明けと共に響き渡ったのは、「どっこい、どっこい」という独特の掛け声。茅ヶ崎に夏の訪れを告げる、浜降祭だ。

早朝にもかかわらず多くの人が集まり、午前6時の時点で、すでに気温25.8度、湿度92%という蒸し暑さで、みこしを引く人たちは汗だくだ。

祭りのクライマックスは、海岸に集まった約40のみこしが次々と海に入る、「みそぎ」だ。

ところが時折、大きな波がみこしに押し寄せ、浜辺で見守る見物客から悲鳴が上がる場面も見られた。

地元の人は「夏が始まるって感じ」と話し、夏の訪れを感じていました。

(「イット!」 7月15日放送より)