子供の無病息災を願う 松本市内の各神社で「八坂さま」の祭り始まる

AI要約

子供たちの無病息災を願う「八坂さま」の祭りが長野県松本市内の神社で始まり、家族連れが大勢訪れた。

参拝者は激しい雨の中でも訪れ、のぼりを奉納したり、子供たちが健康であることに感謝していた。

「須佐之男命」を祭神とする深志神社での風習であるのぼりの奉納は、地域の伝統となっている。

子供の無病息災を願う 松本市内の各神社で「八坂さま」の祭り始まる

 子供たちの無病息災を願う「八坂さま」の祭りが14日、長野県松本市内の神社で始まった。2日間の日程で、初日はあいにくの天候ながら、深志3の深志神社(牟禮仁宮司)には家族連れが大勢訪れ、ヨシに付けた五色ののぼりを奉納した。

 のぼりには、氏名やえとと共に「奉納 八坂大神」としたため、子供たちが自ら納めたほか、祖父母や親だけで訪れる姿もあった。激しい雨の中でも参拝者はいたものの、夕方になって雨が上がると続々と訪れた。

 「須佐之男命」が祭神で、深志神社によると、のぼりの奉納は松本市街地特有の風習。渚2の会社員(48)は長男(8)と参拝し、「毎年欠かしていない。おかげで大病なく健康に過ごしている」と目を細めていた。