岸田首相、米豪印と「クアッド首脳会合」 中国念頭に協議か

AI要約

岸田首相がアメリカを訪れ、クアッド首脳会合に出席し、中国の海洋進出に対する安全保障協力を強化する意向を示す。

岸田首相とバイデン大統領は日米同盟を強化するために会談を行い、中国への対応で連携することで一致。

2人は共に任期中最後の会談であり、強固な日米同盟の継続を確認。

アメリカを訪問中の岸田首相は、アメリカ、オーストラリア、インドとの4か国の枠組み=クアッドの首脳会合に出席しています。

クアッド首脳会合は、バイデン大統領の地元・デラウェア州で開かれています。

会合で4か国の首脳は、海洋進出を強める中国を念頭に、インド太平洋地域における安全保障面での協力の強化を確認する見通しです。

岸田首相「今回の会合は私が総理として最後となる今回の外国出張において、参加するに最もふさわしい会合であると思っています」

岸田首相は先月、中国軍機が日本の領空に一時侵入したことや、今月、中国海軍の空母が日本の領海の外側に接する接続水域に入ったことも取り上げ、各国と懸念を共有したい考えです。

これに先立ち、岸田首相はバイデン大統領の自宅を訪れ、首脳会談を行いました。2人はともに退任を表明していて、対面での会談は任期中、最後になります。

2人は強固な日米同盟を次の政権にも引き継ぎたい考えで、中国への対応などで緊密に連携していくことで一致しました。