岸田首相 最後の海外訪問へ 日米豪印首脳会合など
岸田首相はアメリカを最後に訪れ、バイデン大統領と会談を行った。
会談では日米関係の緊密さを強調し、次の政権に引き継ぐ意向を示した。
さらにクアッド首脳会合でもインド太平洋の安定と繁栄を目指す意向を表明した。
岸田首相は9月21日、首相としての最後の海外訪問としてアメリカを訪れ、バイデン大統領と首脳会談を行いました。
政府専用機でアメリカに到着した岸田首相は、デラウェア州ウィルミントンにあるバイデン大統領の私邸で日米首脳会談に臨みました。
私邸への招待は異例で、まもなく退任する岸田首相は、3年間の外交の成果として日米の緊密な関係を打ち出し、次の政権に引き継ぎたい考えです。
また、このあとバイデン大統領が卒業した高校で日米にオーストラリア、インドを加えた枠組み「クアッド」の首脳会合が行われます。
岸田首相は、「自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた日米豪印の協力を一層深化させ、地域の安定、安全、繁栄の確保につなげたい」としています。