斎藤元彦知事「兵庫県政も大事」だけど「自分としての人生もありますし」出演番組で胸中語る
斎藤元彦兵庫県知事が日本テレビ系の番組に出演し、不信任決議案可決について言及。
斎藤知事は今後の行動について慎重に考え中であり、県政への責任を重視して判断する意向。
斎藤氏は辞職・失職か議会解散を迫られ、自らの改革成果を守るために決断を迫られている。
斎藤元彦兵庫県知事（46）が21日、日本テレビ系「ウェークアップ！」（土曜午前8時）に出演。自信の疑惑告発文書問題で、県議会（定数86）は19日、知事不信任決議を全会一致で可決したことについて言及した。
出演にあたり、斎藤知事サイドは1対1の対談を希望。無人のスタジオ内で、読売テレビの中谷しのぶアナウンサーと対峙（たいじ）した。
今後について問われ「いろいろ考えている状況ですね。先日、不信任決議案が可決されました。議会側にとっても、大変重い決断だと思います。それを受けて、私の人生もそうですけど、兵庫県政にとっても大事な局面ですから。少しずつ、自分の思いは固まりつつあるんですけども。しっかり考えたいと思ってます」とした。
中谷アナから「人生か、県政か、どちらに向いて今、判断を下されようとしているんでしょうか」と聞かれ、「やはり、県政にとって何が大事かというのが一番大事。県民の皆さんの思いとかもご批判のある一方で、しっかりやってほしいという声もありますから、そこを踏まえて。自分としての人生もありますし。しっかり判断していきたい」と語った。
続けて「人生において知事にこだわりがあるのですか」と問われ「私は3年前に改革をしていくということで知事に就任しましたので。私の思いをしっかり成し遂げていくということが私にとっても県にとっても大事だと思っています」と宣言した。
斎藤氏は地方自治法に基づき、10日以内に辞職・失職か議会解散を迫られる。斎藤氏が不信任に対抗する形で議会を解散すれば、史上初のケースとなる。
