大雨の外出から4時間後 息子から送られてきた道路陥没の写真 石川

AI要約

石川県の能登半島北部で記録的な大雨による道路の陥没や土砂災害が相次いでいる。

漁師の蟹谷博樹さんが大雨の中、自宅から病院に向かう途中、道路が陥没している状況を知り、帰宅を決める。

川から海に水が流れ込まず、河口に水が滞留して海沿いの道が陥没するなど、大雨が引き起こす被害を目撃した蟹谷さん。

大雨の外出から4時間後 息子から送られてきた道路陥没の写真 石川

 記録的な大雨に見舞われた石川県の能登半島北部では、各地で道路の陥没や土砂災害に伴う通行止めが相次いでいる。

 石川県珠洲市三崎町の仮設住宅で暮らす漁師の蟹谷博樹さん(61)は21日午前5時ごろ、金沢市の病院に向かうため自宅から車で出発した。既に猛烈な雨が降っており、ワイパーを激しく動かして移動した。

 午前9時ごろだった。自宅に残っていた息子から「近くで洪水が発生している。きょうは帰ってこない方がいい」と連絡があり、自宅周辺で道路が陥没している様子などを記録した写真や動画が送られてきたという。

 蟹谷さんは「大雨で川から海に水が流れ込まず、河口に水が滞留して海沿いの道が陥没してしまったようだ」と話した。【戸田紗友莉】