露外相、中国の「平和サミット」参加見送りに謝意…中露接近「世界の大多数が肯定的受け止め」とも

AI要約

セルゲイ・ラブロフ外相と中国の王毅外相が露西部ニジニーノブゴロドで会談。

ラブロフ氏が中国が首脳会議「平和サミット」に参加しなかったことに謝意を示す。

会談で中露の接近やＢＲＩＣＳの重要性が強調された。

　ロシア外務省によると、セルゲイ・ラブロフ外相は１０日、中国の王毅（ワンイー）外相（共産党政治局員）と露西部ニジニーノブゴロドで会談した。

　ラブロフ氏は、１５～１６日にスイスで開かれるウクライナに関する首脳会議「平和サミット」に中国が参加を見送ったことについて謝意を示した。

　ラブロフ氏は会談の冒頭で、中露の接近が「世界の大多数から肯定的に受け止められている」と主張し、中露を含む新興国グループＢＲＩＣＳの重要性も強調した。ニジニーノブゴロドではＢＲＩＣＳ外相会議が１０日、開幕した。ロシアは、ＢＲＩＣＳを先進７か国（Ｇ７）に対抗する枠組みと位置付けたい思惑があるとみられる。