ゼレンスキー大統領「ひとりぼっちになってしまうのか知りたい」…トランプ氏構想を知る必要性強調

AI要約

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は米国のトランプ前大統領にロシアのウクライナ侵略を解決する方法を求めるメッセージを送った。

ゼレンスキー氏はトランプ氏の提案を知る必要があり、自国の全領土を奪還するまで停戦には応じない姿勢を見せている。

また、11月の米大統領選候補であるバイデン大統領とトランプ氏のテレビ討論会についてもコメントしている。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は3日、ロシアのウクライナ侵略を解決できると主張している米国のトランプ前大統領に「戦争の終わらせ方を知っているならば、教えてほしい」と求めた。米ブルームバーグテレビのインタビューで述べた。

 ゼレンスキー氏は「11月に力強い米国の支援があるのか、それとも我々がひとりぼっちになってしまうのかを知りたい」とも語り、トランプ氏の構想の詳細を知る必要性を強調した。

 米メディアによると、トランプ氏は、ロシアが占領したウクライナの東部・南部4州などをロシアに割譲する案を検討しているという。ただ、ゼレンスキー氏は、全領土を奪還するまでは停戦には応じない構えだ。

 ゼレンスキー氏は11月の米大統領選に向けたバイデン大統領とトランプ氏のテレビ討論会については、指導者が「力強さと決断力」を示せば聴衆を説得できると述べるにとどめた。