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海外勢の新興国証券投資、5月は55億ドルの買い越し=IIF
国際金融協会によると、新興国市場への海外勢の投資が7カ月連続で増加しており、5月には純流入が55億ドルとなった。
新興国の株式は60億ドルの売り越しとなったが、債券が115億ドル買い越され、全体として買い越しとなった。
市場のボラティリティの拡大や政策金利の見通しにより、投資の水準には低下傾向があると分析されている。
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[ニューヨーク 6日 ロイター] - 国際金融協会(IIF)が6日発表した月間証券投資動向によると、5月は海外勢が新興国市場の証券を55億ドル買い越した。純流入は7カ月連続。
新興国の株式は60億ドルの売り越しだったが、債券が115億ドル買い越され、全体として買い越しとなった。4月の改定値は82億ドルの買い越し。
IIFのエコノミスト、ジョナサン・フォータン氏は純流入が続いていることについて、「流入の水準は低下傾向にあり、これは(米連邦準備理事会の政策金利が)より長い期間にわたり、より高い水準になりそうだという見通しと、市場のボラティリティ拡大が、主な原因だ」と分析した。
中国株は7億ドルの売り越しだったが、フォータン氏は「中国の株式は勢いを増しており、てこ入れ策が市場の期待に沿ったものであれば、さらに弾みが付く」と指摘した。