前の打者3敬遠に「打ってやる」適時打2本 福岡大大濠・永田選手

AI要約

福岡大大濠が福岡大若葉に7-0で勝利した第106回全国高校野球選手権福岡大会準決勝の試合内容を紹介。

福岡大大濠の永田蒼翔選手が4番の敬遠後にも活躍し、適時打2本を放つも最後の打席で凡退。しかし、決勝では更なる活躍を目指すと意気込んでいる。

永田蒼翔選手はもとは投手だったが、今大会では野手として打撃に専念し、結果を出している。

前の打者3敬遠に「打ってやる」適時打2本 福岡大大濠・永田選手

 (22日、第106回全国高校野球選手権福岡大会準決勝 福岡大大濠7―0福岡大若葉)

 「敬遠か、打ってやる」。初回の攻撃、福岡大大濠の5番、永田蒼翔(そうと)選手(3年)は燃えた。前を打つ4番の柴田獅子(れお)選手(3年)が申告敬遠となり、2死一、二塁で打席へ。内角直球を振り抜くと、打球は一塁線を抜け、先制の適時二塁打となった。

 もとは投手だが、チームは投手層が厚く、出番が少ない。そこで今春から野手として打撃に専念。今大会、打者として結果を出している。

 この試合、4番の敬遠後に3回打席が訪れ、適時打2本を放った。だが、残りの1打席で「初球の甘い球」を見逃し、凡退したのが悔しい。決勝はもっと強気で、もっと活躍するつもりだ。(石垣明真)