福岡大若葉が止まらない!初の4強進出「筋書きのないドラマ」野球で春の王者撃破 準決勝で「すげえ」兄弟校との初対決実現【高校野球福岡大会】

AI要約

福岡大若葉が春日を破り、初の4強進出を果たした。元気いっぱいの野球で得点を重ね、戦いを楽しむ姿勢が光った。

準決勝では福岡大若葉と福岡大大濠の兄弟校対決が実現し、創部6年目の若葉が強豪校に挑む。両チームの熱い戦いに期待が高まる。

福岡大若葉は主導権を握り、相手バッテリーをかき乱すプレーで勝利を掴んだ。全国に若葉の名を知らしめるため、選手たちは最高の舞台で最高のプレーを見せる意気込みだ。

福岡大若葉が止まらない!初の4強進出「筋書きのないドラマ」野球で春の王者撃破 準決勝で「すげえ」兄弟校との初対決実現【高校野球福岡大会】

 ◆第106回全国高校野球選手権福岡大会準々決勝 福岡大若葉6―4春日(20日・北九州市民球場)

 「若葉旋風」が止まらない。福岡大若葉が春の福岡大会を制した春日を破り、初の4強進出を決めた。昨夏準優勝の東筑に続き、春の優勝校を破る快進撃に「夢中になってやるのが自分たちの強み。結果が出せてうれしい」と藤川純乃介主将(3年)は胸を張った。

 初回先頭からいきなり5連打で2点を先制し、主導権を握った。2回にも3点を追加。足を使って相手バッテリーのペースをかき乱し、得点につなげた。元気いっぱいの奔放な野球はすべてノーサイン。「うちの野球は『ザ・筋書きのないドラマ』。データも指示もない、感じたまま。監督なら普通こんなサイン出さないぞ、というプレーが出てくるんです」。ベンチの土井誉仁監督が誰よりも驚いている。

 準決勝では、この夏、選手たちが目標にしていた福岡大大濠との兄弟校対決が実現した。福岡大若葉は自前のグラウンドがないため福岡市内や近郊の球場を借りて転々としているが、福岡大大濠の練習場と隣接する福岡大のグラウンドを使用する日もある。「選手たちが外野のフェンス越しに大濠の練習を『すげえな』って見ているんですよ」と土井監督は笑う。「福岡大の付属と言えば大濠。若葉はあまり知られてないので全国に若葉の名前を広めたい」と藤川主将は宣言。練習試合、公式戦を含め創部6年目でこれが初対戦。最高の舞台で強豪を相手に最高の戦いをしてみせる。(前田泰子)