【高校野球】掛川西の2年生軍団が躍動しベスト16進出

AI要約

掛川西は静岡大会での3回戦で9-1で袋井を破り、ベスト16入りを果たした。シード8校もすべて勝ち上がり、次の4回戦に進む。

掛川西の2年生選手が大活躍し、下級生がチームを牽引。特に桑原拓海と石川大峨が打点を重ね、9得点中6打点を挙げた。

先発の杉崎蒼汰が5回無失点投球し、掛川西は勝利。掛川西の選手たちは甲子園出場を目指し、一致団結している。

【高校野球】掛川西の2年生軍団が躍動しベスト16進出

◆第106回全国高校野球選手権静岡大会▽3回戦 掛川西9―1袋井(21日、浜松)

 3回戦の残り8試合が行われ、ベスト16が出そろった。加藤学園、駿河総合、掛川西などシード8校がすべて勝ち上がった。4回戦は23日に行われ、8強が決まる。

 掛川西の2年生軍団が大暴れだ。スタメン5人が名を連ねた下級生が、3年生を後押しした。5番・桑原拓海中堅手が初回1死満塁から内野ゴロで先制となる打点を挙げ、7番・石川大峨一塁手の2安打4打点の活躍など、9得点中6打点を2年生がたたき出した。

 アクシデントにも負けなかった。8回の守備中、石川は鼻血が出た。「変にリズムを崩すのはイヤだったので、我慢してタイムを取らなかった」。無失点にしのぐと、直後の9回表だ。2死満塁から走者一掃となる左越え二塁打を放って試合を決めた。

先発杉崎は5回0封 投げては、先発の2年生右腕・杉崎蒼汰が5回を無失点投球で試合をつくった。7回に貴重な追加点となる適時三塁打を放った鈴木脩平二塁手は「同級生だけのミーティングで3年生を甲子園を連れていこうと話をしています」と、思いを代弁。大好きな最上級生と一日でも長く野球を続けるために2年生たちが、もっともっとグラウンドで暴れ回る。(塩沢 武士)