【速報】職員への『証人尋問』実施「斎藤知事のパワハラについて詳しく知る」兵庫県職員6人が証言予定 知事の「パワハラ・おねだり疑惑」調査の百条委員会

AI要約

兵庫県の斎藤知事のパワハラなどの疑惑に関する証人尋問が行われる予定。

百条委員会で行われる職員への証言が注目されている。

おねだり疑惑や賄賂に関する詳細も明らかになりつつある。

兵庫県の斎藤知事のパワハラなどの疑惑をめぐり、23日午前9時45分から百条委員会で職員への証人尋問が行われる予定です。

関係者によると23日はパワハラや懲戒処分について詳しく知る職員6人に対する尋問が行われるということで、実際に被害を受けたとする職員の証言が出るかが注目されます。

証人尋問は、証言する職員の心理的な負担を考慮し、非公開で進められていて、会場がある建物周辺にも一切立ち入ることができない厳戒態勢です。

斎藤知事のパワハラなどの疑惑を告発した元西播磨県民局長(60)の文書の真偽を調べるために設置された百条委員会は、県の職員にアンケート調査も実施していて、パワハラやおねだり疑惑についておよそ4割が見聞きしたと回答しています。

疑惑を告発した元局長は、ことし7月死亡しました。自殺とみられます。

県職員に実施したアンケートには、知事のパワハラ疑惑について「(職員から聞いた)知事がエレベーターに乗り損ねたときに、『お前はボタンも押せないのか』と大声で怒鳴りつけた」といった回答や、「(職員から聞いた)瞬間湯沸かし器」、「(人づてに聞いた)機嫌が悪いとタブレットや資料などを投げる」「(人づてに聞いた)すぐに怒鳴る『暴君』」などといった回答がありました。

また、おねだり疑惑に関してもアンケートでは「通常は泊まることのできない宿に『知事が泊まりたい』とのことで当時の幹部が口利きをせざるを得ない状況となり実際に宿泊した」という回答がありました。

斎藤知事が「泊まりたい」と『おねだり』したとされる宿は、人気観光地・城崎温泉にあり、 その宿は関西テレビの取材に対し「知事が宿泊したのは事実です」と回答しています。

宿によると、去年9月23日に斎藤知事が視察で豊岡市を訪れた際、この宿に1泊したということです。

ただ、この宿は、夕食付きの部屋で1泊1人およそ4万円からとなっているため、県の条例では旅費の上限は1万6500円と決められていて、予算はオーバーします。

おねだりがあったか宿に聞くと、「金額の詳細は答えられないが、公務などであれば割引する場合がある」と説明しました。

高級宿での宿泊について県に問い合わせると、「県からは規定以上の金額を払っていない」、「詳細については公表する義務がない」と回答がきました。

おねだり疑惑を巡っては、この他にもアンケートに「40万円相当の革ジャンを試着し、『これはいい。もらえないか』とねだったものの、高額な商品なので断られた」と記されていたほか、「日本海側の視察の度にカニを持って帰る。それを目当てに来るので、来ないでほしいと関係者が言っている」、「使わないものでも、とりあえず何でも貰う」などと書かれていました。

知事への証人尋問は30日に行われる予定です。