職員アンケートでパワハラ指摘続出も 斎藤知事「した記憶ない」と否定

AI要約

斎藤元彦知事がパワハラ疑惑などを文書で告発された問題について、県議会の調査特別委員会が実施した職員アンケートで、約4割の職員が斎藤氏のパワハラを目撃したり聞いたりしたと回答したことが分かった。

アンケートは全職員約9700人を対象に実施され、その中間報告では1750件もの回答が斎藤氏のパワハラ疑惑を裏付けるものだった。

斎藤氏は内容について承知していないとしながらも、一部の行為については否定しており、問題が一層複雑化している。

職員アンケートでパワハラ指摘続出も 斎藤知事「した記憶ない」と否定

兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラ疑惑などを文書で告発された問題をめぐり、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が実施した職員アンケートの中間報告で、斎藤氏のパワハラを目撃したり人から聞いたりしたとの回答が約4割に上ったことについて、斎藤氏は20日の定例会見で、「内容について承知していないのでコメントは差し控えたい」と述べた。アンケートで指摘された一部の行為については「した記憶はない」と否定した。

アンケートは、全職員約9700人を対象に7月31日~今月14日まで実施した。告発文書に記された7項目の疑惑について「知事のパワハラを見聞きしたことはあるか」などと質問。百条委は5日までに集まった4568件の回答を中間報告として取りまとめた。

関係者によると、斎藤氏のパワハラ疑惑を見聞きしたとの回答は計1750件で38・3%を占めた。このうち、「目撃などで実際に知っている」という回答が59件(1・3%)、「知っている人から聞いた」が466件(10・2%)、「人づてに聞いた」は1225件(26・8%)だった。