カキや革ジャンも“おねだり”? 兵庫県知事“新疑惑” 職員アンケートで続々…
兵庫県知事の斎藤元彦氏がパワハラ疑惑に揺れる中、おねだり疑惑が新たに浮上。職員アンケートによると、贈答品要求の一例として革ジャンや特定の食べ物を要求していたことが明らかになっている。
斎藤知事が視察先を決める基準の1つは旬の食べ物であり、特にカキを求める姿が目撃されている。また、お土産を独り占めする疑惑も浮上している。
ただし、証言は人づてに聞いたものが主であり、社会通念上の範囲での行動として擁護する声もある。
パワハラ疑惑に揺れる、兵庫県の斎藤元彦知事。贈答品を受け取っていたとする「おねだり疑惑」について、職員のアンケートに新たな証言が記されていることがわかりました。革ジャンや、「カキが食べたい」とも要求していたということです。
連日、新たな疑惑が浮上している、兵庫県の斎藤元彦知事。22日は会合に出席するため、鳥取へ。
兵庫県 斎藤元彦知事
「兵庫県知事の斎藤でございます」
こうした出張や視察に行くたび、職員からはこう揶揄されていたようです。
職員アンケート(※人づてに聞いた)
「お土産(=贈答品)がない、遠足(=視察)には行かない」
“遠足”と言われた先々で、お土産を“おねだり”する様子を見たと、多くの職員がアンケートに答えていました。(※“おねだり疑惑” 百条委員会のアンケート「実際に見た」・「人づてに聞いた」など回答 20.7%)
斎藤知事の新たな“おねだり”疑惑、1つめは「ロードバイク」。
斎藤知事
「2台欲しい」(※人づてに聞いた)
2つめは「靴」。
斎藤知事
「その靴欲しいです。白い靴が欲しいです」(※目撃等により、実際に知っている)
スキーウエアは、視察の時に貸与された物のようですが…
斎藤知事
「持って帰れないか」(※知らないと答えるも、伝聞として)
革製品の生産現場を視察した際は、40万円相当の革ジャンを…
斎藤知事
「これはいい、もらえないか」(※目撃者等により、実際に知っている人から聞いた)
もらえたものも、もらえなかったものもあるといいます。
斎藤知事が視察先を決めるための基準の1つにしたというのが、旬の食べ物。
職員アンケート(※目撃者等により、実際に知っている人から聞いた)
「何が食べられるか、もらえるかで(視察先を)決めていると聞いた。冬はカキの季節なので、中播磨・西播磨など」
“播磨のカキが食べたい”と要望したこともあったといいます。
さらに──
職員アンケート(※目撃者等により、実際に知っている人から聞いた)
「カキの養殖業者からカキをもらった際も、独り占めして全部、自宅に運ばせる」
お土産の“独り占め疑惑”も多数浮上。
職員アンケート(※目撃者等により、実際に知っている人から聞いた)
「出張先で、手土産を3人分準備されていたのに、知事が全部持って帰ったと聞いた」
職員アンケート(※人づてに聞いた)
「カニは随行者にも分けず、一人で持ち帰った」
カニを巡っては、こんな証言も。
職員アンケート(※目撃者等により、実際に知っている人から聞いた)
「知事が何回も来て、その都度カニなどを持って帰ってもらっているが、それを目当てにくるので、『もう来ないでほしい』と言っているとのこと」
ただ、アンケートの証言は“人づてに聞いた”とする内容が多いうえ、“社会通念上の範囲で受け取っている事例は多くあると思われる”などと、斎藤知事を擁護する声も複数あるといいます。