カニ・カキ・革ジャン…兵庫県知事“おねだり疑惑”で新たな証言 “贈答品ありき”の視察や“独り占め”も?

AI要約

兵庫県知事の斎藤元彦による贈答品のおねだり疑惑について、新たな証言が明らかになった。斉藤知事が視察先で贈答品を要求し、高額な革ジャンや水産物を独り占めしていたという報告がある。

職員アンケートによると、斎藤知事は贈答品を要求し、視察先を贈答品の有無で選んでいたという指摘がある。また、視察先での贈答品の独占行為も明らかにされている。

一部で斎藤知事を擁護する声もあるが、贈答品の受け取りを目的とする視察行動が問題視されている。

カニ・カキ・革ジャン…兵庫県知事“おねだり疑惑”で新たな証言 “贈答品ありき”の視察や“独り占め”も?

パワハラ疑惑がもたれている兵庫県の斎藤元彦知事をめぐり、贈答品を受け取ったとする“おねだり疑惑”について、新たな証言が…。県職員へのアンケートで、斉藤知事が視察先で、革ジャンを要求したほか、「カキが食べたい」などと求めたという証言もあったということです。

22日、渦中の知事は待ち構えるカメラに会釈をして会合の会場へ。

兵庫県 斎藤元彦知事

「兵庫県知事の斎藤でございます」

会合に出席するため鳥取県に出張した、兵庫県の斎藤元彦知事。こうした出張や視察の際に、斎藤知事に浮上している疑惑が──“贈答品のおねだり”です。

兵庫県職員 (「県職員対象アンケート調査」中間報告による)

「出張のたびに、贈答品をもらっている」

兵庫県職員 (「県職員対象アンケート調査」中間報告による)

「どんな視察でも、お土産ないと怒ると聞いた」

百条委員会が職員に行ったアンケートには、斎藤知事の“おねだり疑惑”に関する、新たな証言の数々が…。

職員アンケート(※伝聞)

「皮革製品の生産現場を視察した際、40万円相当の革ジャンを試着して…『これはいい、もらえないか』と知事が“おねだり”。あまりにも高額な品のため、無償提供はできないと結論づけられた」

高級革ジャンの“おねだり”から、カニやカキなど、水産物の“独り占め”までしていたという回答も。

職員対象アンケート(※伝聞)

「カニ関連の現場視察に行った際、知事職員一同にカニのお土産が提供されようとした。職員は『もらえない』と固辞した。それに対して知事は『要らないのなら私がいただく』と、職員の分まで持って帰った」

職員対象アンケート(※伝聞)

「知事が『播磨のカキが食べたい』と要望しているとの連絡があり、食事会をセッティングした」

職員対象アンケート(※伝聞)

「カキの養殖業者からカキをもらった際も、“独り占め”して全部、自宅に運ばせる」

アンケートでは、知事の視察先の選び方についても指摘があり…。

兵庫県職員(※伝聞)

「視察先は、“何が食べられるか、もらえるか”で決めていると聞いた」

兵庫県職員(※伝聞)

「ほしい贈答品がもらえるところを、視察先に選んでいる」

“贈答品ありき”ともとれる、斎藤知事の視察。職員からは、こんな揶揄(やゆ)が。

兵庫県職員(※伝聞)

「お土産(=贈答品)がない遠足(=視察)には行かない」

知事への苦言は、訪問先の関係者からも。

兵庫県職員(※伝聞)

「知事が何回も来て、その都度、カニなどを持って帰ってもらっているが、それを目当てに来るので、『もう来ないでほしい』と言っているとのこと」

アンケートでは、『贈答品の受け取りを見聞きしたことがある』と答えた人は、回答者の約2割。ただ、人づてに聞いたとする内容が多いうえ、“社会通念上の範囲で受け取っている事例は多くあると思われる”などと、斎藤知事を擁護する声も複数あるといいます。