泉房穂氏「不信任決議にシフトすべき」斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ疑惑への県議会の対応求める

AI要約

泉房穂氏が斎藤元彦兵庫県知事の進退について不信任決議を提案。

元幹部職員のパワハラ告発に対し、知事は一部を認めるも懲戒処分を下される。

県は100条委員会を設置し、証人尋問やアンケート公開を行う予定。

 衆院議員や明石市長を務めた弁護士の泉房穂氏が21日までに自身のX(旧ツイッター)を更新、斎藤元彦兵庫県知事の進退について、「不信任決議」を打ち出した。

 泉氏は「『百条委員会』を漫然と続けたところで、知事が開き直ってしまっている以上、議論は平行線で、事実の詳細が明らかになるわけではない。『百条委員会』といっても質疑応答の場に過ぎず、そもそも限界がある。県議会としては、『不信任決議』にシフトすべきだと思うのだが…」とつぶやいた。

 斎藤知事を巡っては今年3月に元幹部職員が知事のパワハラを告発した。これに「うそ八百」「公務員失格」などと知事は断じ、県は事実無根として懲戒処分を下した。その後、パワハラの一部が事実と判明した。

 県職員に行ったアンケートの中間結果では、「機嫌が悪いとタブレットや資料を投げつける」「エレベーターに乗り損ねただけで、『お前はエレベーターのボタンも押せないのか』と言われた」「すぐ怒鳴る『暴君』」などと、高圧的な態度を指摘されていた。

 兵庫県はこの件で100条委員会を設置。23日には関係者の証人尋問が始まり、アンケートの一部も公開される。また、来週30日には同委員会による知事の証人尋問も予定されている。