【台風情報】大型の台風14号は沖縄通過へ まもなく台風15号も発生 2つの台風はそれほど発達せずも3連休は秋雨前線が本州付近停滞で大雨の可能性も 日米欧の台風進路予想比較【23日までの雨・風シミュレーション】

AI要約

台風や熱帯低気圧の発達がそれほど進まず、週末には秋雨前線が南下する見込み。

台風15号は南シナ海を西へ進む予想で、日本への直接的な影響はない見込み。

3連休は秋雨前線の影響で本州付近にまとまった雨が予想され、熱帯じょう乱とのコラボで大雨のおそれも。

【台風情報】大型の台風14号は沖縄通過へ まもなく台風15号も発生 2つの台風はそれほど発達せずも3連休は秋雨前線が本州付近停滞で大雨の可能性も 日米欧の台風進路予想比較【23日までの雨・風シミュレーション】

■台風や熱帯低気圧はそれほど発達せず 週末は秋雨前線が南下

南シナ海にある熱帯低気圧がまもなく台風15号になると予想されています。当初は17日夜までに台風になる予想でやや遅れていますが、気象庁は18日朝までに台風へと発達する見込みとしています。

中心付近の最大風速が17.2メートルを超えて台風の基準に達すると台風となります。南シナ海を西へと進む予想で、日本への直接的な影響はない見込みです。

一方、台風14号は日本の南の海上を進んでいます。強風域が大きいため大型の台風となっていますが、勢力はそれほど強くはありません。今後もそれほど発達することはなく18日午後にも沖縄を通過して東シナ海を進み、大陸方面へと向かう予想です。

衛星画像を見ても発達する台風に見られるような雲のまとまりはなく、南西諸島を通過する台風としてはそれほど強い部類の台風ではありません。大荒れといった天気まではならない見込みですが、念のためご注意ください。

■3連休は秋雨前線が本州付近に南下 別の熱帯じょう乱とコラボで大雨も

本州付近は台風14号の直接的な影響はさほど受けない予想ですが、3連休は本州付近に南下して停滞が予想される秋雨前線の影響でまとまった雨となる可能性があります。

気象庁やアメリカ・ヨーロッパの海外予報機関の予想では、週末以降に台風14号とは別の熱帯じょう乱が沖縄周辺に現れる可能性を示すデータもあり、この熱帯じょう乱と秋雨前線がコラボすることで場合によっては大雨となるおそれもあります。

気象庁は週間予報支援図の中で以下のように述べています

●20⽇から22⽇頃にかけて、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となる⾒込み。このため、北⽇本から⻄⽇本にかけて⼤⾬となり、前線の活動の程度等によっては警報級の⼤⾬となるおそれがある 

●各モデルともに20⽇と22⽇のトラフの予想に初期値変わりがあり、21⽇の前線の位置は北寄りになった。22⽇頃に熱帯じょう乱が台湾付近に進む予想をするモデルが多いが、発達の程度はモデル間の差が⼤きい。