【速報】兵庫・斎藤知事「あくまで県として受領した」"おねだり疑惑"を否定

AI要約

兵庫県の斎藤元彦知事によるパワハラ疑惑に関する職員アンケートで、斎藤知事が贈答品を受け取った疑惑について新たな証言が寄せられた。

アンケート結果によると、斎藤知事がおねだり行為や高級旅館での宿泊などを行っていたという報告があり、反論も含め様々な意見が分かれている。

斎藤知事は贈答品は県として受領しており、高級旅館での宿泊についても既定の範囲内であると主張している。

 兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラなどの疑惑に関する職員アンケートで、カニや玉ねぎなど贈答品を受け取ったとする、新たな証言が複数寄せられていた件で、22日、斎藤知事は「私の就任前にも、贈答品の受領はあったと聞いている。個人的な受領ではなく、あくまで県として受領したものだ」と反論しました。

■「淡路島の玉ねぎほしい」「カニを『いらないなら私がいただく』と職員の分まで」兵庫・斎藤知事“おねだり”新疑惑続々

 斎藤知事の疑惑を巡り、百条委員会が行った職員アンケートは、中間報告でおよそ4500人分の回答が集約されました。このうち、斎藤知事が贈答品を受け取っていたとする「おねだり疑惑」について、「実際に見た」や「人づてに聞いた」などと回答した人は約2割でした。

自由記述欄には、

▼「職員が断ったカニのお土産を、『いらないのなら私がいただく』と、職員の分まで持って帰った」

▼「イベントで淡路島の玉ねぎを欲しいと発言していた」

▼「旅費の規定を超える高級旅館に泊まりたいと言い、実際に泊まった」

▼「お土産がもらえると機嫌がよくなるので、担当者が事前に依頼し、自腹で会計をすることもある」

などと、新たな疑惑が記されていました。

 ただ、人づてに聞いたとする内容も含まれるうえ「社会通念上の範囲で受け取っている事例は多くあると思われる」など、斎藤知事を擁護する声も複数ありました。

■斎藤知事が"反論" 贈答品は「あくまで県として受領」

22日、斎藤知事はメディアの取材にこたえ、カニを持ち帰ったというアンケート内容いついて、「アンケートの内容は23日に公表されるので、詳細を見て確認してからコメントしたい」と述べました。

 そのうえで、贈答品については、「大事な県産品なので、ぜひ知事にというお申し出については、社会通念上の儀礼の範囲内で受け取っている。あくまで県としての受領だ」と強調。また高級旅館に泊まったとされる指摘については、「既定の範囲内で宿泊をしている。それを超える差額については個人で負担をしている」と反論しました。