80歳一人暮らしの母がお肉を控えて「豆腐のみ」を毎晩食べています。節約にはなりそうですが、健康面で問題はないでしょうか?

AI要約

高齢になるとお肉をたくさん食べられなくなり、豆腐のように食べやすい食品を中心にして献立を考える人もいらっしゃるかもしれません。

豆腐は値段も安く、お肉に比べて節約につながりやすいでしょう。

しかし、毎日のように豆腐ばかりを食べていると、健康面で問題がないのか心配になることもあるはずです。

80歳一人暮らしの母がお肉を控えて「豆腐のみ」を毎晩食べています。節約にはなりそうですが、健康面で問題はないでしょうか?

高齢になるとお肉をたくさん食べられなくなり、豆腐のように食べやすい食品を中心にして献立を考える人もいらっしゃるかもしれません。確かに、豆腐は値段も安いものが多く、お肉に比べて節約にもつながりやすいでしょう。

しかし、毎日のように豆腐ばかりを食べていると、健康面で問題がないのか心配になることもあるはずです。

本記事では、お肉と豆腐それぞれに含まれる栄養素と、お肉を豆腐に置き換えた場合に不足する栄養素とともに、節約効果についても詳しくご紹介します。

まずは、豚肉と牛肉、豆腐に含まれる栄養素にはそれぞれどのようなものがあるのかを確認しておきましょう。

文部科学省の「食品成分データベース」によると、豚ばら肉100グラムあたりには以下のような栄養素が含まれているということです。

・たんぱく質:14.4グラム

・脂質:35.4グラム

・炭水化物:0.1グラム

・ビタミンB1 :0.51ミリグラム

・ビタミンB2:0.13ミリグラム

・ビタミンB6 :0.22ミリグラム

・ビタミンB12:0.5マイクログラム

また、牛もも肉100グラムあたりには以下のような栄養素が含まれています。

・たんぱく質:21.3グラム

・脂質:10.7グラム

・炭水化物:0.6グラム

・鉄:2.8ミリグラム

・亜鉛:4.5ミリグラム

一方、木綿豆腐100グラムに含まれている栄養素には、以下のようなものがあります。

・たんぱく質:7.0グラム

・脂質:4.9グラム

・炭水化物:1.5グラム

また、豆腐には水分が85.9グラム含まれているということです。

次に、お肉を豆腐に置き換えた場合の節約効果について見ていきましょう。次の3つを例に挙げて計算します。

・国産豚ばら切り落とし:100グラムあたり269円(税抜き)

・国産牛もも肉:100グラムあたり639円(税抜き)

・木綿豆腐:350グラム89円(税抜き)

単純にお肉と豆腐を比較した場合だと、豚肉100グラムを豆腐350グラムと置き換えることで180円、牛肉100グラムを豆腐350グラムと置き換えることで550円の節約になります。ただし、お肉は国産と外国産で値段が変わる場合があるので確認が必要です。