〔欧州株式〕軒並み上昇=英0.36%高、独1.15%高(12日)

AI要約

欧州株式市場は週末12日、軒並み上昇した。米消費者物価指数の影響もあり、株価はサポートされた。

良好な四半期決算を発表した企業を中心に買いが入り、各株価指数は上昇した。

主要銘柄ではライトムーブが上昇トップ、一方ユナイテッド・ユーティリティーズやエンデバー・マイニングは安い動きとなった。

 【ロンドン時事】週末12日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比29.57ポイント(0.36%)高の8252.91で引けた。週間ベースでは0.60%高。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は1.15%高(週間は1.48%高)、フランスCAC40種指数は1.27%高(同0.63%高)、ストックス欧州600種指数は0.88%高(同1.45%高)だった。

 前日の弱い米消費者物価指数(CPI)を受けた米早期利下げ観測の高まりが、この日も株価の支援材料となった。スウェーデンの通信機器大手エリクソンなど、良好な四半期決算を発表した銘柄を中心に買いが入った。

 FTSEの構成銘柄では、不動産サイト大手ライトムーブが4.04%高と上昇率トップとなり、蒸気システム大手スパイラックス・グループが2.81%高、小売り大手フレイザーズ・グループが2.76%高で続いた。一方、水道サービス会社ユナイテッド・ユーティリティーズは3.38%安、産金大手エンデバー・マイニングは2.27%安、有害生物管理会社レントキル・イニシャルは2.19%安だった。

 DAXでは、総合電機大手シーメンスが2.94%高、航空機エンジン大手MTUエアロ・エンジンズが2.61%高、セメント大手ハイデルベルク・マテリアルズが2.45%高と上げを主導。半面、医療機器のザルトリウスは1.31%安、不動産大手ボノビアは0.62%安、コメルツ銀行は0.41%安と売りが優勢だった。