ペプシコ、四半期売上高が予想下回る スナックや飲料の売上鈍化で

AI要約

ペプシコの第2・四半期決算は、売上高がアナリスト予想を下回る結果となった。値上げやPB商品との競争が主な要因で、米国市場での売り上げが低下した。

商品価格の上昇とオーガニック販売量の減少が続いており、北米の飲料部門やスナック菓子部門の販売量も低下している。

一方、調整後1株利益は市場予想を上回っており、2024年通期のオーガニック売上高予想も修正された。

ペプシコ、四半期売上高が予想下回る スナックや飲料の売上鈍化で

[11日 ロイター] - 米食品・飲料大手ペプシコが11日に発表した第2・四半期決算(6月15日まで)は、売上高が0.8%増の225億ドルとアナリスト予想の225億7000万ドルを下回った。度重なる値上げやプライベートブランド(PB)商品との競争により、最大市場である米国でスナック菓子や炭酸飲料の売り上げが鈍化した。

第2・四半期は第1・四半期と同様、商品価格を平均5%引き上げた。一方、全体的なオーガニック販売量は3%減となった。

最大部門である北米の飲料部門の販売量は3.5%減。2番目に大きな事業部門である傘下のスナック菓子子会社フリトレー・ノース・アメリカの販売量は4%減となった。

調整後1株利益は2.28ドル。市場予想は2.16ドルだった。

一方、2024年通期のオーガニック売上高予想を従来の少なくとも4%増から約4%増に修正。これを受け、株価は一時3.4%安の158.03ドルと9カ月ぶりの安値を付けた。