再送-米企業決算は増益見通し、エヌビディアやマイクロソフトなどに期待

AI要約

米企業の四半期決算発表シーズンが始まり、テクノロジー大手企業の決算に期待が高まっている。

株価は過去数週間で上昇傾向にあり、大型株やハイテク関連企業の業績が上向いている。

米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しや人工知能(AI)関連企業の業績予想も株価を支えている。

再送-米企業決算は増益見通し、エヌビディアやマイクロソフトなどに期待

(見出しの脱字を補って再送します)

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米企業の四半期決算発表シーズンを迎える中、半導体大手エヌビディアやマイクロソフトなどテクノロジー大手の決算への期待が高まっている。

ハイテク関連の大型株やその他の米企業が好業績を上げるとの見方などから、米国の株価はここ数週間上昇傾向が続き、S&P総合500種とナスダック総合は10日まで連日で過去最高値を更新した。

ただ、S&P総合500種とナスダック総合は11日に下落。予想を下回る米インフレ統計の発表後、エヌビディアなどの大型株を売って不動産や公益事業、小型株を買う動きが優勢となった。

12日時点のLSEGのデータによると、S&P総合500種構成企業の2024年第2・四半期の利益は前年同期比10.1%増となり、第1・四半期の8.2%増から加速すると予想されている。4月初めの第2・四半期の利益予想10.4%増からはやや下がった。23年第2・四半期には前年同期比で低下したが、それ以来はハイテク関連企業の伸びや人工知能(AI)への期待を背景に改善傾向にある。

エヌビディアが5月に発表した24年度第2・四半期(5─7月)の売上高見通しは市場予想を上回った。

チェース・インベストメント・カウンセルのピーター・タズ社長はAI関連企業の業績予想の伸びに言及して「期待が持てる決算シーズンを迎えている」と指摘した。

米連邦準備理事会(FRB)が年内に利下げを開始するとの投資家の見方も株価を支えてきた。