中国経済、4~6月に成長鈍化した公算-3中総会開幕日にGDP発表

AI要約

中国の経済成長が鈍化し、第20期中央委員会第3回総会を前に党指導部に圧力が強まっている可能性が高い。

4-6月のGDP成長率は5%増で、1-6月の成長率が5.2%に達する見通し。内需や不動産セクターは低迷が続いている。

3中総会は開幕日に中国のGDP統計が発表され、6月の主要経済指標は成長鈍化を示唆している。

(ブルームバーグ): 世界2位の経済大国、中国は4-6月(第2四半期)に成長が鈍化した可能性が高い。中国共産党は第20期中央委員会第3回総会(3中総会)を15-18日に開催するが、経済運営を巡り党指導部に対する圧力が強まっている。

ブルームバーグが実施したエコノミスト調査によれば、中国が15日に発表する4-6月GDPは前年同期比5%増となったもよう。

3四半期で最も低い成長率となるものの、1-6月(上期)の成長率が5.2%となることを意味し、政府の年間成長率目標である5%前後は維持することになる。

6月の内需は恐らく低迷し、生産と消費の伸びは共に5月より鈍ると予想されている。不動産セクターは引き続き縮小が続いている。

中国のGDP統計は、開催が遅れていた3中総会の開幕日に発表される。基本的に5年に1度の3中総会は共産党の重要会議で、習近平総書記(国家主席)ら党幹部が北京で経済政策などを話し合う。

6月の主要経済指標は、4-6月の成長鈍化を広く示すと予想されている。予想は以下の通り。

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原題:China’s Growth Likely Slowed Ahead of Key Economic Meeting (抜粋)

--取材協力:Cynthia Li.

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