WHOが緊急事態宣言、エムポックスの感染拡大で

AI要約

世界保健機関(WHO)はエムポックス(サル痘)の感染拡大により国際的に懸念が高まっており、公衆衛生上の緊急事態が宣言された。

感染者数が増加しており、2022年以来の緊急事態宣言となっている。

アフリカ大陸では1万7000件以上の症例と517人の死亡が報告され、国際協調が不可欠であることが指摘されている。

WHOが緊急事態宣言、エムポックスの感染拡大で

[14日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は14日、コンゴから近隣諸国にエムポックス(サル痘)の感染が拡大していることを受け、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。

エムポックスを巡っては、2022年にも世界中で感染者が拡大したことから緊急事態が宣言されている。

WHOのテドロス事務局長は「感染拡大を阻止し、人命を救うには、国際協調が不可欠であることは明らかだ」と述べた。

アフリカ連合(AU)の疾病対策センター(CDC)によると、今年に入りアフリカ大陸で1万7000件以上のエムポックス感染症の疑いがある症例と517人の死亡が報告されており、昨年の同時期と比べて160%の増加となっている。症例が報告されている国は計13カ国に上る。