ウクライナがアフリカで「第二戦線」展開 ロシア

AI要約

ロシアはウクライナを非難し、アフリカで「第二戦線」を展開し、テロ組織を支援していると主張。

先月、マリの遊牧民トゥアレグ主導の反政府武装勢力が政府軍とロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員を殺害。

マリやニジェールはウクライナとの断交を宣言し、軍事支援をロシアに求めている。

ウクライナがアフリカで「第二戦線」展開 ロシア

【AFP=時事】ロシアは7日、ウクライナがアフリカで「第二戦線」を展開し、「テロ組織」を支援していると非難した。

 ロシア外務省のマリア・ザハロワ(Maria Zakharova)報道官は国営ロシア通信(RIA)に対し、 「戦場でロシアを負かすことのできないウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)の犯罪政権は、アフリカで第二戦線を展開している」と主張。「(ウクライナは)ロシアに友好的なアフリカ大陸の国々で、テロ組織を支援している」と非難した。

 マリの遊牧民トゥアレグ主導の反政府武装勢力は先月、北部を攻撃し、政府軍の兵士47人とロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)の戦闘員84人を殺害したと主張した。

 マリ政府は5日、ウクライナの高官がこの攻撃への関与を認めたとして、同国との断交を発表。翌6日にはニジェールも、ウクライナとの「即時断交」を発表した。

 ニジェールとマリは共に最近のクーデターで権力を掌握した軍事政権が支配しており、フランスとの防衛協定を破棄し、ロシアに軍事支援を求めている。【翻訳編集】 AFPBB News