UNRWA職員9人がハマス大規模攻撃に関与の可能性 国連

AI要約

国連は、ハマスによるイスラエルへの攻撃に関与した可能性のある9人のUNRWA職員を解雇すると発表しました。

エルダン国連大使は、調査は遅いとして非難しており、さらに多くの職員についての調査が必要だと主張しています。

イスラエルとハマスの緊張は続く中で、国連の対応が注目されています。

国連は5日、イスラム組織ハマスによるイスラエルへの大規模攻撃にUNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関の職員9人が関与した可能性があるとする調査報告書を発表しました。

UNRWAをめぐっては、去年10月のハマスによるイスラエルへの大規模攻撃に一部の職員が関与した疑いが浮上し、国連が19人の職員を対象に調査を行っていました。

5日に発表された国連の調査報告書によりますと、9人の職員が関与した可能性があるとして、解雇されるということです。

そのほかの9人は証拠が不十分で、残る1人については、関与を裏付ける証拠が得られなかったとしています。

これに対し、イスラエルのエルダン国連大使は、「国連の調査は恥ずべきものだ。(関与した職員が)少なすぎるし、遅すぎる。ハマスのテロ活動にさまざまな程度で関与していた何千人もの職員を無視している」と強く反発しています。