カマラ・ハリスが米大統領になったらイスラエルにもっと厳しくなるのか

AI要約

イスラエルのネタニヤフ首相が米国を訪れ、バイデン大統領、ハリス副大統領と別々に会談。

21日にバイデン大統領が再選を辞退し、ハリス副大統領が大統領候補に浮上。

ハリス副大統領はハマスの行動を非難しつつ、イスラエルの自衛権を認め、ガザの状況に懸念を表明。

カマラ・ハリスが米大統領になったらイスラエルにもっと厳しくなるのか

米国を訪れているイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が7月25日、ジョー・バイデン大統領、カマラ・ハリス副大統領と別々に会談した。

その後、ハリス副大統領が記者会見を開き、イスラエルとハマスの戦争をめぐる米国政府の見解を述べた。

首脳会談後に記者会見したのが大統領でなく副大統領だったことは、米国政府がこの数日でいかに変わったかを反映していると米紙「ワシントン・ポスト」は指摘する。

21日にバイデン大統領が次の大統領選には出馬しないと発表し、早くも23日にはハリス副大統領が民主党の大統領候補に指名されることが確実視されはじめた。

この劇的な変化の渦中で表明されたハリスの見解は必然的に、ハリスが大統領になった場合に米国の対イスラエル外交は変わるのか否かとの問いを呼び起こしている。

ハリスは会見で、ハマスを糾弾し、イスラエルには自衛権があると認めつつも、ガザの惨状は看過できないとし、こう述べた。

「その苦しみに対してわれわれが無感覚になることはできず、私は黙っていません」