米議会で軍事支援継続要求 イスラエル首相が演説

AI要約

イスラエルのネタニヤフ首相が米議会で演説し、米国との結束を強調。ハマスの打倒を訴え、米軍支援継続を求める。

ネタニヤフ首相は、バイデン大統領への支援に感謝を表明。ガザ非武装化のための措置や人質解放に努力を約束。

ハマス側は、ネタニヤフ氏が停戦合意を望まない姿勢を示していると指摘。

 【ワシントン、エルサレム共同】イスラエルのネタニヤフ首相は24日、米議会の上下両院合同会議で演説し「米国とイスラエルは結束しなければならない。われわれは勝つ」と述べ、パレスチナ自治区ガザで戦闘を続けるイスラム組織ハマスの打倒を訴えた。ハマスを支援するイランや親イラン組織の脅威に対抗するため、米国の軍事支援継続への支持を呼びかけた。

 ネタニヤフ氏は「われわれが最も困難な時期に共に立ち向かった」として昨年10月の戦闘開始以降のバイデン大統領による支援に謝意を表明。「米国の迅速な軍事支援がガザでの戦闘終結を劇的に早め、中東での紛争拡大を防ぐ」と強調した。

 戦闘終結後のガザを非武装化するため、当面はイスラエルが管理すると説明。「再び入植することは目指さない」とし、イスラエルを破壊しようとしないパレスチナ人による文民組織が統治すべきだと述べた。ハマスに拘束された人質の解放に向け「徹底的な努力」を続けているとも話した。

 ロイター通信によると、ハマスの高官は「演説はネタニヤフ氏が停戦合意を望んでいないことを示していた」と語った。