独軍艦、台湾海峡通過へ 22年ぶり、中国けん制 報道

AI要約

ドイツ誌シュピーゲルによると、独軍艦2隻が今月中旬に台湾海峡を通過する予定と報じられた。

独海軍は22年ぶりの同海峡通過で、中国の台湾への威圧に対抗する意図があるとされている。

中国との対立を示す中、ドイツの関与を強調するため、独側は中国に公式な通知を行わない見通し。

 ロイター通信によると、ドイツ誌シュピーゲルは7日、独軍艦2隻が今月中旬に台湾海峡を通過する見通しと報じた。

 独軍艦の同海峡通過は22年ぶりで、台湾への威圧を強める中国をけん制する狙いがある。台湾海峡を巡っては、米国の軍艦も「航行の自由」を確保するためたびたび通過し、中国が台湾問題への介入とみて反発している。

 シュピーゲルが情報筋の話として伝えたところでは、独側は台湾海峡通過に関し、通常航海の一環と強調するため中国に公式な通知は行わない見込み。独海軍のシュルツ少将は8月、台湾海峡を通過することで、ルールに基づく秩序や、域内対立の平和的解決に向けたドイツの関与を示すことになるとロイターに語っていた。