ウクライナ、国境地帯の弾薬庫を攻撃 ロシアは東部で前進

AI要約

ウクライナの治安当局がロシアの国境地帯の弾薬庫を攻撃し、ロシア軍はウクライナ東部で前進。首都キーウに向けての無人機攻撃もあり、多数の無人機を撃墜。ロシアのボロネジ州で火災と爆発が起き、防空システムが無力化した無人機が原因で大規模な火災が発生した。

ウクライナ保安局はロシアの弾薬庫を攻撃したと主張し、ウクライナ東部でロシア軍による砲撃で死亡者も。ロシア軍はドネツク州でカリノベを制圧したと発表。

ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ侵攻の目的はドンバス地方の占領だと語った。

ウクライナ、国境地帯の弾薬庫を攻撃 ロシアは東部で前進

【AFP=時事】ウクライナの治安当局は7日、ロシアの国境地帯の弾薬庫を攻撃したと発表した。一方、ロシア軍はウクライナ東部の前線でさらに前進したと主張した。

 ウクライナはまた、ロシアが夜間に首都キーウに向けて無人機67機を発射したが、うち58機を撃墜したと明らかにした。

 ウクライナと国境を接するロシアのボロネジ(Voronezh)州では6日夜から7日未明にかけて、大規模な火災と複数の爆発が報告され、当局は近隣住民を避難させた。

 同州のアレクサンドル・グセフ(Alexander Gusev)知事はテレグラムで、防空システムが7日未明、同州西部上空で「無人機1機を検知し、無力化した」と発表。負傷者はいないが、無人機が落下した際に大規模な火災が発生し、「爆発物に引火して爆発を引き起こした」と述べた。

 ウクライナ保安局(SBU)は後に、ロシアの弾薬庫を攻撃したと主張した。

 ウクライナ東部と南部の前線の地元当局は、7日にロシア軍の砲撃で少なくとも6人が死亡したと報告した。

 ロシア軍は同日、ウクライナ東部ドネツク(Donetsk)州で、主要物流拠点ポクロウシク(Pokrovsk)の南東約25キロの地点にある集落カリノベ(Kalynove)を制圧したと発表した。

 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は5日、ウクライナ侵攻の主目的は、ドネツク州とルハンスク(Lugansk)州から成るドンバス(Donbas)地方の占領だと語った。【翻訳編集】 AFPBB News